余談ですが…
会社員を辞めて農業を始めるときに「コレはやりたい」と思っていたことのひとつが・・・
”児童養護施設への寄付”でした。
何年か前に、海外のある調査結果で日本人は優しくないという評価のニュース知りました。
世界各国のランキングで日本は100位以下、個人で寄付をしたか?個人でボランティアに参加したか?先進国の中で日本は最下位らしい・・・
特に「見知らぬ人を、あるいは助けを必要としている見知らぬ人を助けたか?」という観点で日本は世界最下位だとか・・・
いやいや日本人は優しいでしょ・・・って思ってたけど、たしかに海外の街中を歩くとホームレスに小銭をあげる人たちは結構見かける・・・
東京ではホームレスを見たら寄付どころか避けて歩くのに・・・
日本人は冷たいというか関わりを持つことを恐れているのかもしれない・・・
欧米では富裕層が富の還元で寄付をするのは当たり前なんだ・・・
日本では国としてはまたは企業としては寄付や社会貢献をしているけど個人で寄付している人は少ないかも…
自分が会社員の頃は給与が入ってきても寄付にまわせる生活の余裕はなかった・・・
寄付といえば赤い羽根募金ぐらい・・・
付き合いの飲み代1回分でも寄付にまわせばいいだけなのに・・・
やっぱり日本人は冷たいのかも?
農業を始めたからといって生活に余裕ができたわけではなく、むしろ生活は苦しい方だし・・・
お金の寄付は農業経営が安定してからとして、農産物の寄付なら今からできるかもしれない・・・
社会貢献活動として、児童養護施設への寄付をやりたいと思いました。
児童養護施設では、親・保護者の様々な事情:虐待(約半数)、経済的困窮、離婚、育児放棄、親の入院・死亡・犯罪受刑などにより養育が困難な子ども達が入所しています。
児童養護施設は運営が厳しい状況で食費にかける予算も限られており、フルーツなどの寄付がなければデザートが食卓に出ることは難しいと聞きました。
シャインマスカットどころかリンゴでさえも食費で購入することはないらしい・・・
施設にとっては現金の寄付の方が有難いのかもしれませんが、仮に私が現金で寄付をしても食費としてぶどうやリンゴを買うことはおそらくありません。
子どもは親を選べない、親ガチャなんて言われる時代ですが、リンゴを食べられない子ども達がいるのなら・・・
子ども達が喜んで笑顔になってもらえるならばと・・・売れ残りの訳あり品になりますが、毎年10カ所ほどの施設へぶどうやリンゴを寄付しています。
こちらから要望はしていませんが施設の子ども達からお礼の手紙や絵や写真が届いたりします。
毎年寄付を続けているうちに、私は寄付をしているのではなく、むしろ子ども達から農業を続けるモチベーションをいただいていたのだと気づかされました。
施設の子ども達が大人になって社会に出たあと、施設にいた頃に信州須坂から届いたぶどうやリンゴの美味しさを思い出してくれることがあったら、生産者としてこんなに嬉しいことはありません。
ホンネは儲からないリンゴはやめてぶどう専業にしたいと思ったりしますが、今年もリンゴが届くのを待っている子ども達の笑顔を思えばリンゴの生産は辞められなくなりました・・・笑
皆さんに購入していただいた当園のぶどうやリンゴの代金が子ども達への寄付に繋がるようにしたい。
いずれは、購入していただいた皆様名義で寄付活動を共有できるような商品販売ができるよう仕組みを考えています。